「隈本邦彦]

先週の課題であった、乳がん検診についての記事を数名が発表。その後、雪印の牛乳の食中毒事件の経過を解説。大阪工場が不衛生だったため、食中毒は起きたというストーリーで事態は推移したが、実は、政府の調査委員会がミスリードしている間に、「原因は大阪工場ではないのではないかと発表していた専門家がいた。
受講生は、この情報を真相が解明される前につかんだとして、来週までに特ダネ記事を書く。


1限の授業では、新しいコミュニケーションツール(メール、ブログ)の使い方について、意識的になってほしいという話をした。2限隈本さんの授業で話題となった雪印の食中毒事件、もし、当時ブログがあって、「原因は別のところにあるのではないか」ということを、専門家がブログに書いていたら、この情報は埋もれることなく、事態は1,2日のうちに変っていたのではないか。ブロガーの皆さん、どう思います?
11月13日、名古屋大学で開催のSTS学会で、CoSTEPの教員と、河北新報の新聞記者が、「ブログは科学コミュニケーションのツールになるのか」というテーマでワークショップを行う。11月13日のワークショップ、お近くの方は参加しませんか?