サイエンス・ライティング 昨日の授業から

 昨日のサイエンス・ライティングの授業では、みなさんから、Wikipediaはどう考えたらよいかという質問があがりました。個人的には、Wikipediaの記載は、非常に参考になり、よく(必ず)使っております。下手に誰か特定の個人が書いたものより、思い込みや勘違いが訂正されて、正確で公平な表現になっているものが多く、いい資料だと思っています。
 しかし、今日の授業でもご指摘があったように、Wikipediaは「誰が書いたかわからない」もので、それゆえに、その内容をそのまま使ってしまうことはできないというのが、多数派です。受講生の皆さんも、同じ意見でした。そのまま鵜呑みにするのでなく、その内容をまた別の資料で確認すれば、Wikipediaは大いに役立ててください。また、そこから一歩進んで、自分もWikipediaに貢献できたりするといいですよね。(使ったら返す)
 Wikiの可能性について書かれた記事を見つけたので、ご参考までに。
http://japan.cnet.com/column/web20now/story/0,2000055302,20093869,00.htm

 Wikiと似たような機能を持つ、Writeboard(A note about Writeboard)というのを使って、サイエンスライティング(SW)実習チームは活動をしてみました。忙しいことが多く、なかなか一同に会することができないSWチームではありますが、ネット上でみんなでプレスリリースを作成するという課題に取り組み、いいものが出来上がりました。道具はある。使い方によって、いろんなことができそうです。この道具が使いやすいよ! こんな使い方もあるよというような情報をお待ちしております。


 世の中全体のネットリテラシーが上がり、今後、「○○大学教授などの有識者といわれる人が書いたものより、多くの人の手によるWikiの方が信用できるよね」という時代が来るかもしれません。

 少なくとも、「テレビが言っているからほんと。新聞が言っているからほんと」という時代は過ぎ去りつつあります。

Wikiの場合、作っていくのも使うのも私たちです。