エキサイティング

ミーティングが終わった後は、廊下でスモールディスカッションしました。
デンバーのジョン・コーエン博士のカフェに、この後、21日に参加するのでその打ち合わせをしていると、ダンカン・ダラスさんがやってきました。ダラスさんは、札幌にトム・シェークスピアが来たことを知っていて、「なんで俺を呼ばないんだ?」という顔をしていました。お2人が言うには、昨年、日本人と話したときには、日本人は議論が苦手でおとなしいから、サイエンス・カフェは日本では難しいだろうと言っていたのに、この1年ぐらいで急速にカフェが広まったのは、驚きだということです。トムさんが日本に行ったことをお友達関係にお話しているらしく、札幌で行われたシンポジウムや日本のカフェは海外の関係者の間でちょっとした話題になっているようです。
AAASの廊下でコーエン博士と、ダラスさんと、カフェを含めてアメリカや日本で活発になってきている科学技術コミュニケーションの活動の記録や情報をシェアするウェブサイトが新しく作れないだろうかという話に発展しました。ダラスさんは「僕がフランス語のサイトをあまり見ないように、日本人も英語のサイトは見ないだろう?」と言葉の問題を心配していました。私としては「いや、話すのは苦手だけど、読むのは自分のペースで読めるから、日本人でも見られるよ」と言ってみました。海外で「日本人は大人しい」と言われているのは、ほんとに大人しいのではなくて、単に英語が話せなくていつも黙り込んでいるからではないのかなと、チラッと思いました(昨日のレセプションにも、日本人はだれも来てなかったし…)。

どうしたら世界中で頻繁に情報を更新できるようなサイトが作れるか、立ち話では話は具体化しませんでしたら、むしろ日本が(CoSTEPが)イニシアチブをとってこのような情報サイトが作れたら、かなりCoolだと思いません?

CoSTEPサイエンスライティングチームは、無料の掲示板やWikiを使って、頻繁に集ることなく、実習を行い、受講生の皆さんが積極的かつ超Coolだったおかげで、今年度は成果をあげることができました。

言葉の壁や地理的な距離を越えて、日米で情報をシェアするサイト、帰国したら仲間を募って考えてみたいです。ダンカンさんはじめ、こちらでお会いしたサイエンス・コミュニケーターの人たちは、日本に興味深深です。「夫のマイレージ」や「自分の予算」を使ってでも「日本に行って話をしたい」とおっしゃっていました。社交辞令かもしれませんが、「マジで呼んでよ」というふうに私には聞こえました。

では、これから午後のミーティングに行ってきます。
外は寒いぞー。