ラジオ収録

 現在、第一期の受講生が卒業して、新年度の受講生が入学する前の端境期なので、隈本さんと難波で「かがく探検隊コーステップ」の司会をしてきました。今日の話題は、足湯と渡辺さんの皆既日食報告パート2。

 太陽が次第に欠けていって、最後にダイヤモンドリングができて、完全な日食が起きる、その様の描写は、ものすごい迫力で、渡辺さんの語りを聞いていて、背筋がぞくっとするような感じがしました。

で、番組の最後に「鳥肌が立つような感動」とコメントしたら、録り直しに。
最近では、感動を表すのに使われるようになった「鳥肌が立つ」ですが、もともとは、
いやな思いをしたときの嫌悪感や恐怖心を表すのに使う使われる言葉です。
「かがく探検隊コーステップは」小学生をターゲットにしている番組なので、正しい日本語を使おうということで、この場合、感動を表す表現としては使わないことにしました。

研究室に戻って、国語の受験指導歴が長い三上さんに、この話をしたところ、「言葉の不思議なところは、鳥肌が立つという表現が使われていくうちに、今度は感動すると本当に鳥肌が立つようになったりするところだよね」とのコメント。

なるほど。

私が渡辺さんの語りに、二の腕のあたりに鳥肌が立つような感覚を覚えたのは、この表現を知ったから起きた反応なのかもしれないです。

さて、身体感覚と、言語認識、どっちが先なのか。


ともあれ、必聴!の渡辺さんのエジプト皆既日食見学ツアー報告の放送は4月22日(土)の予定です。皆さん、ぜひオンエアーかポッドキャスティングで聴いて、鳥肌が立ったか報告してください!(難波)