送別会
今日は、修了生の方の送別会でした。
非常に多彩な方で、科学全般に幅広い知識を持ちながら、
化学については深い知識を持ち、さらに作家さんでした。
CoSTEP終了後はサイエンスライターとしても活躍していらしたのですが、
このたび専門分野を生かした、研究に近い仕事が急に決まり、
札幌を離れることになりました。
「なんにでも詳しい○○さん」
冷やかしではなく、こう呼ばれていた彼は、
今日も惜しみなくいろんな薀蓄を聞かせてくれ、
参加者はしばらく聞けないかもしれない薀蓄を堪能しました。
13年間札幌に住んだ彼から、引越しで持っていけないからと
13年物の果実酒をいただきました。
一人暮らしで、家では飲まないという彼が、
つけていたという果実酒。
どんな味がするのでしょうか。
最後の挨拶に立った彼からは、
「札幌を離れるということで、この13年間に心に残る
思い出トップ10を考えてみたら、半分ぐらいが、
ここ数ヶ月の間に起きたことでした。
昔のことって、忘れるんですね。
そうやって、忘れられるから、生きていけるんだと思います」
というありがたいお言葉をいただきました。
もちろん、会場からは
「ぼくたちのことは、忘れないでね」と声が飛びました。
暮れの忙しいときに集った大勢の仲間と、
旅立っていく彼と、
ほんとに温かい時間を過ごしました。
元気でね。
札幌のことは忘れるぐらい、楽しい未来を!