AAASとはなんぞや

サイエンスという雑誌を出していることで、日本では有名。1848年にできたNPOで、アメリカ人によるアメリカのためのアメリカの科学振興機構。(参照http://www.aaas.org/aboutaaas/
科学のそれぞれの分野は、それぞれの学会を持っている。このAAASの年会で何をやっているかというと、社会とのかかわりをフレームにして、分野横断的にコンテンツを組みなおしてミーティングを行っている。たとえば、文化人類学的に、医学的に、植物学的に、古い文化が利用してきた植物についての研究が、「古代の知恵」として、一つのシンポジウムで報告される(AAASのロゴマークの下には、「社会に役立つ科学の発展」と書かれている)。
年会のミーティングは主に、シンポジウムと、ワークショップに分かれているが、ワークショップは、大学院生やポスドクのための、奨学金や就職のためのアドバイスのようなことをやっている。学会(シンポジウム)と平行して、若手のためのキャリア形成教育がこれほど大々的に行われていることが驚きだった。