森健さん来札

(この記事は27日を振り返って29日に書いています)


この日は午前中から演習、講義、実習の授業があったほか、
昼休みは「PCST(学会)@韓国ミニミニ報告会」、放課後は出前授業研究会参加説明会などなど
盛りだくさんな一日でした。

Web実習は、受講生の中から元北大写真部部長の応援も得て、写真撮影に焦点を当てた授業でした。
石村さんの方から、効果的な写真を撮るためのレクチャーを受けた後、五月晴れの北大構内に受講生の
皆さんが飛び出していって写真を撮り、また教室に戻ってみんなで品評会をしました。
ちょっと気をつけるだけで、構図や被写体の選択など、写真はぐっとよくなります。
品評会の作品はセンスの良さを感じさせるものが多く、今年の受講生によるサイエンス観光マップも楽しみです。

ラジオ実習は今年初めての2本録り
本年度になってラジオ実習担当になった難波にとっては、
初めて隈本さんなしでの司会進行、台本作成でした。
今回一緒に司会をしてくれた受講生の伊藤さんは、初めての出演にもかかわらず、
アドリブや台本にない感想も落ち着いてこなし、本年度受講生最年少とは思えない
落ち着きぶりでした。
収録終了後、受講生の皆さんは、主体的に集まって今後の取り組みなどについて
意見交換していました。
その姿を見て、「かがく探検隊コーステップ」もいよいよ2006年度バージョンが始動したんだなと
頼もしく感じました。
(カフェ実習は、顔を出すことができませんでした。すいません)


さて、この日の講義は、雑誌や書籍の執筆で活躍されているジャーナリストの森健さんをお招きしました。
質疑応答の時間をたっぷりとっていただき、受講生からは、活発に質問が出ました。
森さんのお話からは、コミュニケーターとして、どういうところに、どういう風に目をつけて、
コミュニケーションの場を設定する必要があるのか、そういうヒントを得た人も多かったのではないでしょうか。「自分が知りたいということが、取材のモティべーションになっている」というお話には、大きくうなずきました。


授業終了後は、夜7時からさらに5時間、有志で森さんを囲み、科学技術と社会とコミュニケーションについて議論を深めました。その後、ホテルまで森さんをお送りした難波は、さらに2時間、ロビーで森さんの次の著書などについて話し込んでしまいました。


お忙しい中、CoSTEPのために札幌に来ていただき、森さん、本当にありがとうございました。
(難波)