サンフランシスコに行ってきます

明日から、サンフランシスコに行ってきます。
昨年参加してすっかりファンになってしまったAAASの年会に参加します。

科学者が分野の壁を越えて、ジャーナリスト、マスコミ、市民、
小中高校の先生たちとコミュニケーションする、意欲的な学会です。

米国科学者のコミュニケーション力を堪能できるし、サイエンスカフェ創始者ダンカン・ダラスさんと「言語の壁を越えてネットワークを作るにはどうしたらいいだろう」と立ち話をすることもできます。

プレスセンターでは、マスコミだけが優遇される日本とは違って、機会の平等というのはこういうことなんだということも学べます。

昨年は、「日本の科学コミュニケーションもなかなか進んでるじゃない」とあちこちで声をかけられましたが、他国での取り組みをみることで、すでに定型化して硬直している思考をもみほぐすこともできます。

そんなこんなで、会期中、めいっぱい勉強してきます。

個人的には、サンフランシスコは、懐かしい町でもあります。
16年前、初めて訪れた海外がサンフランシスコでした。

開拓者精神にあこがれて、お金を貯めて(懐かしの)秀インターナショナルで
格安チケットを買ってたどり着いたサンフランシスコでは、みんながでかくて、
こわくて、がちがちに緊張して、カップスープとそれに添えられるクラッカーだけしか
のどを通らないような旅行でした。

今回は、会場のホテルの行き来だけで旅が終わってしまいそうです。
しかし、サンフランシスコには、スタンフォードで研究をしている
高校時代の友人がいるので、学会で再会できそうです。

開拓者といえば、3月には「パイオニア」とイベントをやる予定です。
このイベントも高校時代の友人から聞いた「世界最高レベルの音響再生技術」
の話がきっかけで準備が始まりました。


ぐるっと振り出しに戻って、新しいことが始まる春にしたいです。