高校で「初音ミク」の授業

6月26日、CoSTEP3期修了生の田中徹さん(本業は新聞記者)が、
北海道札幌平岸高校で、「初音ミク」の授業をしてきました。


初音ミク」とは、VOCALOID(声の楽器)と呼ばれるコンピューター用ソフトの名前で、そのソフトのイメージキャラクターになっているかわいい女の子のことでもあります。

元々技術自体はすでにヤマハ(楽器メーカー)が開発していたものに、かわいいイメージキャラクターと名前を付けて札幌のソフトメーカーが売り出したところ、大ヒット作になったのです。

ご存じない方は、ニコニコ動画YouTubeで検索してみてください。ざくざく出てきます。私も人気の秘密に興味津々で、田中先生の授業を見学に行ってまいりました。


ITメディアに詳しい田中先生のお話によれば、初音ミクというソフトは、科学技術にデザイン(キャラクター)によって「情緒的な価値」を付加したとのこと。

またVOCALOIDという科学技術で、「誰もが、コンテンツを創り流通させる」楽しみを手にすることができた。

初音ミク、すごい!!(萌え〜)


ということでした。


授業を行ったのは、平岸高校の全日制普通科に解説されているデザイン・アートコースを選択しているクラスです。このクラスは、これまでに、クレイアニメや、美術館の解説コンテンツを制作・発表したり、全国的にも注目される活躍をしている、才能豊かな高校生のみなさんです。

さすがに、「初音ミク」を知っている学生さんも多く、授業は盛り上がりました。


CoSTEPには、多彩な受講生が集まっています。
みなさん、修了後は、それぞれの専門分野や趣味を存分に生かして、地域で科学技術コミュニケーション活動を展開しています。

「新聞記者」「初音ミク」「高校生」

なんて、まさに『三題噺』な、おもしろい授業でした。
田中さん、お疲れさまです。