Volunteerのすすめ

「ボランティア」を「奉仕活動」と訳すのは間違っています。


「Volunteer」は「自ら進んで活動する」ことやその活動を指す言葉です。



今日は、北海道大学に開設された「G8市民メディアセンター」のお手伝いに行ってきました。



写真中央は、北大メディアセンターを中心になってサポートしているCoSTEPの岡橋さん。



ここで、市民メディアをサポートするために働いている人も、ここから何かを発信しようとしている市民メディアの人たちも、すべてボランティアをしています。


だれに言われたわけでもなく、自発的にここに来た人たちばかりです。
なぜここに来たのか、全員に聞いてまわって一覧にしたいぐらい、みなさん様々な目的と動機を持ってやってきています。


ときどき、いわゆるマスコミの人が、ここを取材に来ます。
取材対応をしている岡橋さんによれば、
「取材に来るメディアの人たちは、みんな『反G8』を求めてここに来る」のだそうです。


「反G8」とかシュプレヒコールあげながら暴れている人を探してここに来ても、そんな都合のいいストーリーはここにはありません。市民メディアセンターは、いたって穏やかです。


ここに集まってくる「発信する人たち」はいったい、なぜ、多くが自費で、誰に頼まれたわけでもなく、札幌までやってきたのだろう。その疑問を岡橋さんにぶつけてみました。


「セルフ・グローバリゼーション」


岡橋さんは、そんな言葉を見つけたそうです。


明日は、岡橋さんに、「セルフ・グローバリゼーション」の意味を取材して、お伝えしたいと思います。
そうそう、今日から、毎日午後10時、OurPlanet-TVのサイトで、岡橋さんが雨宮処凛さん他と一緒にライブでニュース配信します。





自分たちの住んでいる町で、自分たちの住んでいる町の近くで、世界8カ国もの首脳が集まって、なにやら地球全体のことについて話をするなんて機会は、そうそうあるもんでもありません。
世界中からVoluntaryな人が集まってきて、ビデオやテキストで世界に向かって発信している姿を見ることも、そうそうあるもんでもありません。


Volunteerやアンペイド・ワークは、裏側で、押しつけられて、辛抱しながらやるもんだというイメージがあるかもしれません。そんな風に思っている人は、ぜひ、札幌の市民メディアセンターを訪ねてみてください。ぜひVolunteerをちょっとだけやってみてください。それは、誰かのためでなく、まず自分のために必要なことなのだと、実感できると思います。自分と社会とのバランスをとるために、きっと誰にも必要な時間なのだと、私は思います。